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となみ織物 花兎麹塵染袋帯 [pleasure]

この帯のことを私は『帯様』と呼びます。
一眼レフよりも、りんごノートよりも、りんごデスクトップよりも実はお値段がしたから、だけではありません。(デスクよりは安かったかな…)
紹巴織で、且つ麹塵染。薄くて軽くて締め易く、織り線もつかず、汚れも目立たず、その上花兎柄で。こんな盛り沢山なこの袋帯、結んで失敗することがまずありません。コーディネートは言わずもがな、結びそのものも失敗なし。時間がどうしても限られているときは、こいつを結べばどこでも行けるしさっと結べるし崩れない。
魔法の帯です。
蛍光灯.jpg蛍光灯の下ではこんな深緑。



















陽光.jpg陽光の下や白熱灯の下ではこんな赤紫。





















だからといって、残念ながらとなみ帯信者じゃありませんのことよ。
(時々物凄いとなみ信者に出会うことがあります。便利なツールがあっという間に崇められる存在に変わる物凄い瞬間です。)
となみ織物は証紙番号452。この帯は言わずもがな、日本和装で手に入れたものです。
正直なことを言えば、日本和装は無料で教えてくれるけど、教えること以外は無料じゃ、ない。
ボランティア団体じゃないので、職員は『社員』だし、セミナー講師は『協力店の営業』。

日本和装は余りに無料無料と謳い過ぎていて、結果値札のついているものを出してくるとクレームになる、こんな図式が結構あるようです。検索すると面白いくらい出て来ます。日本和装でお金を使わない方法についてはそう言うところが沢山書いておられるのでぜひそちらをご参照あれ。

私の通う新潟教室にも押しの強いO先生がいらして、正直セミナーにO先生がいらっしゃると仲間内で目配せなんかこっそりしちゃうときもあります。買ったときに書く書類に担当講師の名前を記入するところがあって、担当生徒が教えた講師と同席のときに買い物をするとその講師にマージンが入る仕組みなのでしょう。そのマージンに目の眩んでいる先生は生徒にせっせと営業しますし、お買い上げが無いとその後の風当たりが強くなるのだと思われます。 因みにそのO先生は芸術家肌で(というかM美大卒だそうです)色合わせに相当自信があり、そしてこれから建つ東京スカイツリーよりも高い高いプライドがおありなので、それに従わない=買わない生徒はO先生のの芸術性を理解しない賛同者じゃないという位置づけにされるようです。O先生のお教室は厳格であると同時にしっかり教えてくれるのだそうですが、ちょっと教え方も内容も古めったいらしくノートにびっちり書き取るとか。体動かしながら机も無いところでメモを取るなんて私的には絶対に有り得ないけれど。その上先生のプライドを刺激して気持ちのよい教室運営の為と信者がいるからとでO先生の着付けコーディネートを褒めそやすのだそうです。 上記が伝聞調なのは、この先生の教室に一度申し込んだことがあるのですが、人数の都合だとかではじかれて通っていないからです。でも、実際にイベントなどで同席したりすると聞こえて来た内容が端々で一致したりして、あぁこの先生につかなくてよかったと毎度毎度心底ほっとするのです。

さて長々とネガティブな内容を連ねたところで、私の教わるN先生はさて如何にと問われれば、『アタリ』だったという他無いでしょう。生徒にとってアタリなのですから、おそらく日本和装側にとっては良い講師ではないのかも知れません。無論、彼女もしつこいくらい勧めることは勧めます。が、きちんと家計の状況とか箪笥の状況とかを話しておけばそれに合わせた程度の営業活動にとどめておいてくれるのです。いくらかもう買った私にやもっと高いものを買ったご同輩達にだからかも知れませんが。
逆にそういう先生だからか、営業成績が低いからか、講師陣が集結する場ではO先生は最強で何もせず口だけ動かし、N先生がほぼ実動部隊です。ワーキングプアという言葉が想起される状況です。

買う買わないを除外して考えれば、N先生とO先生には大きな差が一つあります。
帯結びです。手結びを基本に指導されているので両者共に特殊な器具などは使いませんが、帯を結ぶ時、ぎぅぅぅぅぅーーーーっと絞るように締めるO先生に対し、胴に回す部分だけしっかり巻き付けて、それが決まったら結ぶ部分は締めるのではなく折り畳んでおくだけにするのがN先生のやり方です。そしてO先生の方が古い。30年くらい前の絢爛なものがキモノだった頃の、結びにくい帯が主流だったときに必要な結び方で、今の長くて軽い帯ならそんな力技は要らないのです。ただ、そういう力技結びが好きな人もいるので特に否定はしませんが、古い力技結びは結び目に力がかかるし、結び目がくしゃくしゃになりますから、帯が早く傷みます。着物って脱いだとき、くしゃくしゃの折り目がついていると幻滅しない?殆ど直線で構成されてるこの衣服が何故しまうときには膨らんでしまうのか、そう考えるだけでしまうのも次に出すのも嫌になります。アイロンが無い私としてはなるたけ綺麗に着て綺麗に保管したいので解いた時帯が立体になってしまう結び方は御免です。

高いなぁと嫌になる着物ですが、セミナーでは『高いから買わない』と言うとやっぱり嫌われます。これは売る側にしてみれば仕方ないことでしょう。でもデフレの中心に要る私としては時代を見ろよ!と声高に言いたいので、断るときは『趣味に合わない』というのがベストアンサー。どうせ『じゃぁこれは?』と次々持ってくると思いますので、ファッションショーだと思ってあれこれ身につけてみましょう。趣味に合わないものを販売員も売る訳には行きません。問題は『いいな』と思うものがあったとき。すぐには買う買わないは決めないで、取り置きをお願いするといいです。どうせ協力店も数日滞在しています。売りたいんですから。そしてお家に帰ってネットで検索しましょう。全く同じものが欲しいのか、『そういったもの』が欲しいのか、よく考えてみましょう。それそのものが欲しいならお財布やパトロンに相談して資金繰りをすべきだし、『そういったもの』でいいのなら、ネットで安くて良いもの(←ここが重要です。だからセミナーでは真剣に聴いて何が良いものなのか判断できるようになりましょう)を買うべきです。ちゃんと探せばひょっこりいいものが出て来ます。おそらく値段は半分くらいで。

但し、セミナーには新作や本当にレアなもの(善し悪しは七割方良い物なのでしょう)が出ている場合があります。よく判断するのと、よく値切りましょう。時々応じてくれますよ。帯締めや帯留めのおまけに動じては駄目よ。

着物が高いのは裾野が狭くなってきたから、この日本和装の意見には賛同します。でも、裾野を広げるならお高く止まったままじゃ駄目だってこと。
セミナーに出たら年金をもらっている人のお買い物の流れに乗ってはいけません。彼女達はいいとこの奥様達です。本物のマダムです。実像は小汚いおばはんかもしれませんが、そういう人たちが日本の本当のマダムなのです。
私はまだ駆け出しのコマダムです。そして一生マダムにはなれないでしょう。年金て何?ですから。日本和装と西陣の金満問屋に脅威になるくらい、安くいいものを売ってくれるところを探しましょう。デフレを着物の世界で加速したって、多分日本経済にはそんな影響は無いと思います。ヨね?
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雪国マンゴー

いま初心者コースに通ってます。鋭い観察(完璧な言い表し方!)に大爆笑しながら読ませていただきました。残念ながらうちのクラスだ~れも購入しないものだから、だんだん風当たりが強くなり、クラス全体をあれこれ言われるようになってしまいました。あと2回で修了式。だれもN和装で着物購入してないので果たして出席できるのか!?あはは!
by 雪国マンゴー (2012-02-01 12:48) 

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